新しいクリエイター発信基地。アートと自家焙煎珈琲とスイーツの楽しめる多目的カフェバー「瀟洒珈房 月織堂」
かつてはススキノ=繁華街には喫茶店やカフェが沢山ありました。
しかし近年は、2017年のトップを皮切りに、のぐち、五條、そして先日のラフィラ閉館によるクレメントと老舗喫茶店の閉店が続き、喫茶不足を嘆くカフェ難民が溢れています。
(参考記事)
・ビーントゥバーチョコレートと自家焙煎コーヒーをどうぞ!「coffee & chocolate Marley」
・路面店なのに隠れ家!ネルドリップ珈琲と自家製ケーキが美味しい「コーヒースクエア ドゥ」
・すすきのの老舗喫茶「トップ」閉店、50年の営業に幕。連日別れを惜しむファンが詰めかけ。
そんな中、すすきののど真ん中で本格自家焙煎コーヒーやカクテルの楽しめるカフェバーがこの4月にオープンしました。
瀟洒珈房 月織堂
(南6西3|カフェ・バー)
「瀟洒工房 月織堂(ショウシャコウボウツキオリドウ)」さんは駅前通りに面したニューオリンピアビルの9階にあります(ニューオリンピアビルの入口は南6条通りを超えた居酒屋「海へ」さんの南側にあります)。
エレベーターで9階までのぼって突き当りの廊下の右奥にドアがあります。
店内は入ってすぐに7〜8席のロングカウンター。奥に6〜8人がけのソファ席があります。
永く続いていたスタンドバー物件を居抜きでリノベーションした内装は、ソファの質感や照明器具などレトロ感に溢れていて、昭和な純喫茶好きの私としてはすでにツボです。ソファ席側の壁の丸い鏡窓が満月みたいで、店名の「月」に似合っているなあと思ったら、これは元々あったものだそうです。
オープンの15時から19時まではカフェタイムと銘打ってチャージ無しでドリンクやフード、スイーツなどが楽しめます。19時からのバータイムはウィスキーやカクテルなどのお酒が楽しめます(チャージ500円)。
また全てのメニューがオールタイムオーダー可能なので、昼飲みから深夜のシメコーヒー・シメパフェもOKです。
気になるメニューは、各種コーヒーや煎茶、ハーブティ、クリームソーダ、ラッシーなどのソフトドリンク、アイリッシュ珈琲などのコーヒーカクテル、ビール、ウィスキー、カクテルなどのアルコールドリンク、パフェやアフォガード、焼き菓子などのスイーツ、カレーやクロックムッシュなどのフードと多岐にわたっています。
店主さんは大手コーヒーメーカー勤務の経験があり、自家焙煎のオリジナルブレンドのコーヒーを提供してくれます。
ブレンド珈琲(600円~)
ブレンドは、noble(ノーブル)、gentle(ジェントル)、dignity(ディグニティ)、burgundy(バーガンディ)、瀟洒(ショウシャ)の5種類。コーヒーに詳しくなくてもその日の気分や好みを伝えれば、ピッタリのコーヒーをチョイスして淹れてくれます。
月織紳士(クロックムッシュ 600円)
月織紳士と名付けられたクロックムッシュ。たっぷりのチーズ、ハム、ソースなどを挟んで焼き上げた、ジューシーでボリューミーなトースト。
からふるクリヰムソーダ(900円)
こちらは10種類のシロップから好きな色・味を選ぶことが出来ます。この日はとても暑かったので涼しさ補給でブルーにしました。
この他にもイベント製菓「Sweet Sheep」さんの焼き菓子やケーキも取り扱っています。
御燈の推しカクテル(1000円)
好きなキャラや人、言葉など、テーマに合わせて即興のイメージカクテルをつくってくれます。
月白パフェ(1200円)
こだわりの自家製ヨーグルトを使用したソースやゼリーにハスカップアイスで口当たりさっぱり、グラノーラの食感も楽しいお腹に優しい乳酸菌尽くしのパフェ。
月織堂さんは本格的な自家焙煎珈琲や美しいカクテル、パフェが楽しめるだけでなく、毎月様々な展示やパフォーマンスなどのイベントを開催。
北海道で活躍する様々なジャンルの表現者さん、作家さんの活動に触れたり交流出来る場として機能しています。
店内にはアート作品や雑貨・アクセサリーなどが陳列されておりその場で購入することも出来ます(副店主さんのつまみ細工作品「つまみ龍」もあります)。
また、店内に常備されている「クリエイター人別帖」には様々なジャンルで活躍するクリエイター、技術者、パフォーマーのプロフィールがまとめてあり、出会いや交流、活動の後押しの一助となっております。
展示アートや雑貨に囲まれながら自家焙煎珈琲やカクテル、パフェが楽しめる「月織堂」さん、クリエイターさんやアート好きさん以外の方にもオススメできる様々な表情を見せる素敵カフェバーですよ!