美味いちや!本格的なカツオのたたきやサバの棒寿司が北海道で食べられる!「WARAYAKI酒場 あくと」
2年以上前からずうっと気になっていたお店にやっと行けることが出来ました。
今から2年前の夏に、36号線沿いのアイビルの立体駐車場がアイビルⅡとしてテナントビルになりました。
アイビルⅡには人気スープカレー店「soup curry Suage 2」もあります。
その気になっていたお店とは…
こちらは、カツオのたたきといった藁(わら)焼きや土佐郷土料理、炙り焼き、魚介類や野菜、豚や地鶏などの道産食材を使ったメニューと、それに合う日本酒や焼酎などを取り揃えた居酒屋さんです。
お店の入口は、36沿いと北側の裏通り沿いの二か所(ツルハの東側)です。少しわかりにくいかもしれません。
エレベーターを降りて店内に入ると、藁焼きの炎がど迫力で見られるカウンター席と、掘りごたつ式の個室風小上がりに分かれています。
今回は数名でお邪魔したので小上がりを利用しました。
メニュー表には、まず看板メニューの藁焼きの紹介。
カツオのたたきは塩たたきとタレたたきから、〆サバや明太子、カマンベールと一風変わったものまであります。
他には刺身(1人前〜5人前の盛り合せ)や馬刺、清水町の玉子を使った出汁巻き玉子やホッケやホタテ、アスパラ、北寄貝、ザンギなどの北海道らしい料理に加えて、美唄焼き鳥や地鶏の串焼きなどの炙り系料理、ウツボの唐揚げ、クジラの竜田揚げなんかの土佐郷土料理もあります。
また、〆にはカツオたたき丼、炙りサバの棒寿司、枡に盛りつけた枡パフェや、イチゴけずり、串だんご、抹茶のカタラーナなどの和スイーツまで、お店のこだわりが溢れているラインナップ。
「ドリンク100円引き」「日本酒サービス」「ポイントカード3倍」「遅割」などの日替わりサービスも行っているのも飽きさせず面白い。
まずは「とりあえず一品」の中からクジラのスジポンを注文。
クジラのスジポン
クジラ(土佐弁だとク↑ジラとクにアクセントがあります)は、カツオやウツボと並んで高知でよく食べられているお魚。
まだ牛肉や豚肉などのケモノ肉が手柄に手に入らなかった頃のタンパク源でした。
ちなみにこのとりあえず一品のおつまみメニューから3品選んで1000円という「選べるおつまみ3点」というお得セットもありました。
プルプルコリコリの食感がポン酢味に合っていて、美味いです。
続いて…
蝦夷の馬刺
備え付けの甘辛いトロットした醤油ダレに、お好みで生姜やニンニクを混ぜていただきます。
こちらもとろみと肉み(語彙力)のバランスがよく、とてもお酒がススむ味です。
ウツボの唐揚げ
クジラ同様ウ↑ツボのアクセントが土佐弁流。皮付近のゼラチンが豊富で、身は淡白系なので、皮ごと背びれごとカリッと揚げると美味しい。バリバリムシャムシャといただく感じです。
そしていよいよお待ちかねの…
カツオの塩たたき
カツオのたたきと言えば、玉ネギや生姜、ニンニクなどの入ったポン酢醤油をぶっかける土佐作りスタイルが主流でしたが、地元高知でもこの塩をまぶして食べる塩たたきが人気。
こちらでは岩塩をけずってまぶします。
けずりたての岩塩は粒も細かく、ミネラル質もあるので、ワイルドな味のカツオにピッタリです。
お好みで生姜、ニンニク、レモンをつけて、玉ネギと一緒に一口で食べましょう!
うん!うまいのう!酒がススむちや!(土佐弁)
これは辛口の日本酒が合いますね!
酒も入って気分も良くなってきたのか、ここからさらに注文!
道産地鶏のセセリ炙り焼き
鶏の首こ肉=セセリは、よく動く部位なので筋肉質でコリコリです。
青のりの出汁巻き玉子
青のりの磯の風味に負けない清水町の元気玉子で作った出汁巻き玉子。味が強いので醤油はチョビッとで。
そこそこいい感じに満腹でしたが、どうしても〆の飯もので気になったものがあったので、注文。
炙りサバの棒寿司
西日本ではポピュラーな押し寿司や姿寿司の一種なのですが、炙ってあるのでサバの脂がとろけて美味いです。
そしてこのサバの脂が酢飯に合うのです!ガリの甘さと胡麻の香ばしさもアクセントに一役買っています。
北海道ってサバが美味いなぁと密かに思っていたのですが、今回それは確信に変わりました。
(結論)北海道はサバもうまい!
少人数でカウンター、2名から団体まで使える個室風小上がり、そして美味い魚にうまい酒。
若い人からご年配まで使える”外さない居酒屋”さんですよ!