これぞダンジョン飯?駐車場の中にある摩訶不思議なおにぎり屋に入ってみた!「食事処 きし」
コワーキングスペース「SALOON」さんの記事の最後あたりに「静かなオフィスと気さくなオーナーさん。 すぐそばには、コンビニ。唐揚げで有名な布袋、そして、握りたてのでっかいおにぎりを握ってくれるおにぎり屋さんもあります。」と書いたのですが、今回はそのおにぎり屋さんのご紹介です。
紹介する写真を見て驚きますが、とんでもないところに存在します。
地図で見ると場所はこちら。
住所:中央区南2条西9 岸駐車場ビル 2F
時間:10:30~15:00
休日:土・日曜日
こちらの立体駐車場のスロープの端っこにしれ〜っと貼ってある”にぎりめし”の看板
前を通ったときに「ふ〜ん、おにぎり売ってるんだぁ」て程度で見ていたのですが
「はて? お店の入り口はどこ?」
と立ち止まってビルのあちらこちらを二度見三度見。
よくよく見渡してみると…
「2Fです」
と案内板が!
階段が見当たらないけど、車があがるスロープをあがるの?駐車場の中ってこと?
と頭の中を?だらけにしながらずんずん登っていくとさらに現れる案内板。
「おにぎり こちら→」
本当にこっちでいいの?と半信半疑に進んでいくとようやく……
ありました!
食事処 きし
(南2西9|おにぎり)
場所も斬新なら、店作りも斬新です。
こんな不思議空間のお店に行かないわけがないということで、吸い込まれるように入店するも…問題発生!
店内に誰もいない!
お客さんどころか店員さんも見当たらない… う~ん、どうしようとまごまごしていたら、「????」って顔をする店員?らしき人が現れ
店員「おにぎり?」
筆者「です。」
と、合言葉のようなやりとり。
スポンサードリンク
「今、呼んでくるから」と、違うところに消えたと思ったら、店主らしきおばぁちゃんが満を持して登場。
「持ち帰り? 食べてく?」と聞かれたので、「食べていきます。」「じゃぁ、適当に座って、水は自分で。」とご指示を戴きました。
店内ですが想像以上にアットホームなゆるい感じ。
メニューは名刺大のカードが一枚ずつ並べられています。
かなりクセの強い文字で書かれたメニューがズラズラズラ〜っと並んでおります。
どれも100円〜150円のリーズナブル設定!
実は写真に撮り忘れたのですが、表の看板に「うに」と書かれていたので、これは食べてみたいと注文したのですが
「うにの値段が上がってね…もう…出せないんだよ。」 と、まるでリゾート開発で壊されたサンゴ礁を悼むような悲しみ溢れた声で言われ、こちらもションボリ。
そんなわけで、目の前にあるメニューを見て「タカナ漬け 100円」「メンタイコ 150円」を注文。
すると「味噌汁は?」と聞かれ、その勢いに負けて値段も分からず「あ、はい。」と回答してしまいました。
お味噌汁いくらなのかなぁって若干モヤモヤしつつも、台所におばあゃんがおにぎりをにぎにぎしに消えていきました。 そして、5分もしないうちに登場
ちょっとわかりづらいですが、1個あたりコンビニおにぎりの1.5倍くらいの大きさです。 ちなみに、表面にはしょうゆが塗られています。
お味は、”The・にぎりたてのおばあちゃんのおにぎり”(The・かぼちゃワイン風に書いてみた←)です。しょうゆのお味が丁度いい。
そして、値段も分からずに注文したお味噌汁。具がてんこ盛りです。ほとんどが具じゃないのかってくらいのボリュームです。
あげ・ほうれん草・大根…などなどがたっぷりです。お味も、とても懐かしいお味噌汁です。(味の表現が難しい)
おにぎり2個とお味噌汁だけで、もうおなかいっぱいです。
さてさて、精算ですが「300円ね。」 ほうほう、そうなると具沢山味噌汁が50円!
すごいコストパフォーマンスです。
おにぎりと味噌汁だけなのに、おなかいっぱいになりしかも激安。テイクアウトもできるので、軽食などにもOK。
おふくろの味に飢えている勇者や冒険家やダンジョンマスターは是非!
(文と画|USK)