創業50年。頑張ったみんながすすきので最後に辿り着く癒しサプライ食堂「蜂屋」
初めて暖簾をくぐるのに、いきなり懐かしい気分になれるお店があります。
1968年創業で今年で49周年。定食と総菜のお店「蜂屋」さんです。
蜂屋
(南4西3)
先日閉店したロッテリアの横からグリーンビルに入り、立ち食い寿司を横目にFuji屋のつきあたりを右に曲がると、突然現れるレトロな店構え。
店内はかなり狭く、蛇行したカウンター席のみ。5人も座ればギッチギチです。
酒類はおいてなく、徹底的な食事メインのお店=食堂である。(隣りの酒屋から持ち込み出来るらしい)
朝4時〜5時くらいまで営業していて、〆麺やシメパフェならぬ〆飯のお店。
店頭にはこれまた昭和レトロな食品サンプル。サバ味噌や鮭、ぎんだら、カレーライスなどの昔風の食堂や定食屋にあるようなメニューが並ぶ。
オススメメニューは、昭和のカレーライス、おにぎり、お茶漬け、そしてぶた汁。
煮たまごおにぎりは数量限定で、遅い時間には大体売り切れます。
ご飯はこれまた懐かしのガス炊きの炊飯ジャー。これで炊いた炊きたてのご飯、美味しいんですよね!
焼き魚やきんぴらごぼう、煮しめやマカロニサラダ、ザンギなどなどの出来立て手作りのお惣菜の小売りもしていて、テイクアウトは勿論、自分好みにチョイスして店内で食べることも出来ます。
店内には二代目のおかあさんとマスターの夫婦二人で切り盛りしていて、夕方からのオープンに合わせて週六日ほぼ毎日お昼過ぎから仕込みしてます。
店内で食べることも出来ますが、テイクアウトのお客さんの方が圧倒的に多く、仕事前におにぎりなんかを買って行くすすきので働く人、ちょっと差し入れに煮たまごおにぎりを買って行くおじさん、飲んだ〆にお茶漬けを食べてく人、家でぶた汁で〆ようと買って帰る人などなど、蜂屋さんには色々な人が立ち寄ります。
人気の煮たまごおにぎりの他にも、カツ丼やお弁当、うずらの煮たまごなんかもテイクアウト出来ます。
この日は、ちょっと差し入れにおにぎり二つとぶた汁(小)をテイクアウト。
おにぎりはたらこバターと筋子にしました。
ぶた汁(小)
ぶた汁はどちらかというとあっさり味。飲んだ〆でも飲みやすい染みる味わい。思わずホウッとため息が出ます。
おにぎりも勿論炊きたてご飯の握りたて。
このままだと今イチ伝わらないので、お行儀悪いですがかぶりついたあと画像も。
たらこバターおにぎり
ほんのりバター醤油がまぶされたご飯の中にたらこが入っています。誰が思いついたか知りませんが、熱々の炊きたてご飯で握った たらこバター醤油おにぎりってめちゃめちゃ旨いですよね!
筋子おにぎり
こちらは筋子のおにぎり。筋子の濃厚な塩っけとエキスを白飯が受け止める至高の組み合わせ!これまためちゃめちゃ旨いっす!
ちなみに別の日に無性に食べたくなって突撃したときのカレーライスがこちら
もはや作り方すら想像出来ないレベルの「黄色いルーのカレー」
おふくろの味を通り越して、おばあちゃんの味です!
しかもこのスプーンの出し方が粋だね!
こんなの子供のとき見たドラマ以来だよ!←
今から30年以上前のCMで「頑張った人にはNCAA」っていうイオンサプライ系のスポーツ飲料のCMがあったんだけど(え?知らない?)ここ蜂屋の飯とおかずは、まさに「頑張った人」にぴったりの「癒しサプライ系のソウルフード」なのです。
すすきの交差点からすぐの場所にあるので、ぜひぜひ覗いて、ピンと来たメニューを頼んでみて下さい。