煮干し系ラーメンが食べられるすすきののラーメン屋 4選
すすきのでラーメンと言えばやっぱり”札幌味噌ラーメン”ですよね!
でも冷静になって見渡してみると、いわゆる”THE 札幌味噌ラーメン”を出しているお店ってのはそんなに多くはないのです。
ラーメン激戦区の東京においても、東京ラーメン風の懐かしの中華そば屋さんよりもニューウェイブとか第3世代なんて呼ばれるような、様々な技法や食材を使った新しいラーメン屋さんが次々とオープンしています。
そういった本州の新しいラーメンの技法の影響を受けながらも、一方で札幌らしさを残した、新しいラーメンが日々誕生しているのです。
そしてなんと今日2月14日は煮干しの日!
ということで今回は、今すすきので新しい流行の一つになりつつある”煮干し系”のラーメン屋さんをご紹介しようと思います。
極煮干し本舗 狸小路4丁目店
(狸小路4丁目)
狸小路4丁目の山岡家の隣りに出来た煮干しラーメン専門店。
実はこちらは山岡家のセカンドチャンネル店。開店前に、看板だけついてたことがあって、それに合わせるがごとく山岡家がマンスリーで煮干しラーメンを出していた時には、横に出来る煮干しラーメンのお店に山岡家が意趣返しで返り討ちにしてやろうとしているのではないかと、勝手に「狸小路4丁目ラーメン戦争勃発か!」とわくわくしていました←
「魚介煮干しラーメン」、「極濃煮干しラーメン」、「淡麗煮干し塩ラーメン」、「淡麗煮干し醤油ラーメン」の4種類。
「淡麗煮干し醤油ラーメン」を注文してみました。
まずはスープを……柚子の香りの後にほんのり煮干しが香って来ます。
麺はやや太めのストレート麺。具材はチャーシュー、メンマ、小ネギ、刻みタマネギ、紫タマネギ、柚子皮。
チャーシューは豚バラを炙ったタイプの濃いめの味付け。メンマは甘めの味付けの原木タイプ。
山岡家ほどの中毒性はなさそう(淡麗にしたからかもだけど)
二代目極煮干し本舗 すすきの店
(南5西4)
山岡家のセカンドチャンネル「煮干し系ラーメン」の2号店。ススキノラフィラのすぐ南という好立地です。煮干し系メインのさらりと澄んだ純煮干しスープととんこつと煮干しのWスープの2種類あり。(狸小路とすすきの店でそれぞれレシピやメニューも若干違うそうです)
こちらは純煮干しスープの煮干し中華そば(味玉トッピング)。見た目は懐かしの東京ラーメンみたいな感じです。スープはすっきりしているけどコクもあり。
そしてこちらは煮干し豚骨ラーメン(大盛り+黒バラ海苔)。左上にどばっと載っているのが黒バラ海苔。チャーシューはどちらかというとオールドスタイル。外側の脂身が旨そう。スープはつけ麺屋さんっぽい豚骨×煮干しのコッテリトロ〜リ×風味のWスープ。
「二代目極煮干し本舗 すすきの店」さんは閉店いたしました。2021年春に「味噌らーめん山岡家 すすきの店」としてリニューアル。
麺や 玄鳥
(南7西4)
キングムー向かいのらーめん譱(ぜん)とジンギスカン屋のRamの間の路面に出来た煮干しラーメン専門店。我流麺舞 飛燕の3号店です。
「麺や 玄鳥」さんは閉店いたしました。
「焼き煮干し中華そば」「背脂煮干し中華そば」「あっさり煮干し中華そば」にそれぞれ塩味と醤油味の6種類に「塩混ぜそば」を加えた7種類。
「あっさり煮干し中華そば醤油」を注文してみました。
深めの青い器がお洒落ですね!麺はややよじれ気味の中太でツルツルシコシコした食感で噛むとムッチリ感も味わえます。(この麺好きかも!)
具材は存在感大きいチャーシューが2枚に原木メンマ、板海苔、豆麩、刻んだネギにカイワ
レ。
スープは煮干しの出汁がしっかりとほろ苦い香ばしさも出ていました。好み的にはやや脂の甘めが欲しい派なので、今度は背脂の奴か、麺が凄く美味しかったので塩まぜそば食べてみようかなと思います。
「麺や 玄鳥」さんは閉店いたしました。
ふじ屋 NOODLE
(南4西3)
新ラーメン横丁に出来た札幌 Fuji屋(つけ麺が人気)の2号店。
「味噌」「白醤油」「黒醤油」の3種や限定などのメニューがあります。
この日は煮干しスープの「黒醤油」を注文。餃子があったのを見つけたので餃子もつけちゃいました。
出て来る前から、魚介系の香りがぷ〜んと漂って来て唾がたまります。
待つこと5分少々で出て来たラーメン。見た目からして美しい!
まずはスープを……煮干しの出汁にしっかりとした醤油ダレの中に甘みもあって、完成度高い味わいです。
具材はチャーシュー、原木メンマ、海苔、刻みネギ。
チャーシューは低温調理でピンク色。麺はややよじれのある中細麺でツルッ&ムニっとした手揉み麺。
トッピングには辛化(ラー油)があってこちらを入れるとまた違った旨みが湧いて来ます。
餃子は皮は薄め、具は熱々の餡がドボッと入っています。(巧い表現が他に出て来ませんが食べると伝わると思います。それこそ”ドボッ”っと入ってますから)
ラーメン屋さんの餃子って店ごとにかなり触れ幅があって、甘めのものや副菜の体を超えないもの、意外にパンチのあるの、タレなくても食べれるくらい濃いのとかまさに十人十色です。
こちらのはラーメンの繊細さを脅かさない中に、ワンパンチ入れてますよ的なニクい奴でした。(え?伝わらない?た、食べに行って下さい←)
すすきのでラーメンと一言で行っても、札幌味噌ラーメンや山岡家、Wスープ、トリプルスープ、ニューウェイブやネオ中華そばと色々な味のラーメン屋さんがあります。
切磋琢磨し合いながら、より美味しくと成長していくすすきののラーメン。みなさんも色々食べ比べてみて下さい!