すすきの老舗ラーメン店探訪【第3回】「 糸末(いとまつ)」
しばらくぶりのすすきの老舗ラーメン店探訪。第3回目は札幌みそラーメンの礎を築いた伝説の名店の登場です。
糸末
(狸小路6)
現在の糸末は二代目。今から55年前に札幌市でオープン。札幌みそラーメンの礎を築いた名店として知られた名店でした。
昭和37年、初代店主三浦昭男氏が、鉄板焼きとラーメンの店として開店しました。(北区北27条西5丁目)
昭和40年に中央区南2条西5丁目という街中に進出すると、瞬く間にその味と香りでラーメン通を虜にしました。
ラーメン横町ができ、札幌オリンピックが開かれた後、札幌市内の17の老舗ラーメン店が発足した「札幌市ラーメン店 味の会」。糸末も同会に加わり北海道を代表する味として全国にその名を知らしめることになります。
平成元年に狸小路5丁目へ移転し、平成11年の三浦昭男氏の逝去のときまで、その味を提供し続けました。
そして、平成24年8月24日、初代の命日に森悟史が二代目として糸末を13年ぶりに再開致しました。多くのファンと初代の妹三浦信子さんのご厚意に見守られ、日々努力をかさねると共に、皆様のご来店を心よりお待ちしております。(糸末公式サイト)
メニューは味噌、塩、醤油の三種。税込み700円の据え置き価格も嬉しい。
とにかくここのみそラーメンは、札幌ラーメンならではの優しいラーメンです。
もちろん今日もみそラーメンを注文!
スープを眺めただけでその優しいマイルドな味わいが伝わって来ますね。
具材は、チャーシュー、メンマ、ネギ、もやしとスタンダードな札幌みそラーメンのそれ。
たっぷりのネギをどけるとその下にはこれまたたっぷりのもやし。
もやしの下には、先代とかわらず森住製麺の中太ちぢれ麺。
スープは、鶏ガラ豚骨魚介のミックスで、優しい中にも何故かレンゲが止まらない飲まさるスープ。
ホントこれこれこれが札幌みそラーメン!と納得の一杯です。
ちなみに、この日は餃子を頼んでみました。
なんと、ステーキ用の鉄板焼きタイプで登場です。ラーメン屋さんでは珍しい羽根つき。
食べ終わるまで熱々のジュウジュウです。
味はラーメンの優しさとはうってかわってジューシー&パンチーです。
餡の旨み&パンチ力もさることながら、包み方、焼き方まで完璧です!
実は二代目店主さんは、中華料理出身。チャーハンも相当うまいんです!
お腹ぺこぺこな時は、みそラーメン+餃子+チャーハンのトリプルコンボがおすすめです。
ちなみに
アルバイトさん募集してるみたいですよ!