すすきのノスタルジー おふくろの味が食べられる2大老舗定食屋さん「春日」「う月食堂」
「おふくろの味」
おふくろの味(おふくろのあじ)は、幼少期に経験した家庭料理、もしくはそれによって形成された味覚、またそれらを想起させる料理を指す言葉。(wikipediaより)
もちろん、みなさんそれぞれおふくろの味=家庭の味があると思います。
そんなノスタルジックな気持ちいっぱいになれる「すすきののおふくろの味」を出してくれるあったかい定食屋さんをご存知でしょうか?
春日
(南5西4)
ラフィラ裏の南へ抜ける小路(ライラック通り)沿いに春日はあります。
(南5条通りからも看板が見えますよ。)
店内はカウンター席とテーブル席のあるこじんまりとしたつくりです。
レギュラーメニューと日替わりランチ、日替わり定食などがあり、焼き魚も数種類あります。
夕方はすすきので働く黒服さんで結構賑わっています。
この日は、ヒレカツと海老フライ定食にしてみました!
ライス、サラダ、冷や奴、みそ汁がついて750円!
メニュー表を見ると、とにかく価格が良心的!
しかもライスの大盛りは無料!
出前もやっています。(店内にいる間もひっきりなしに電話が鳴り響いていました)
狸小路にもノスタルジック感満載の食堂があるのです!
う月食堂
(南3西7)
う月食堂さんといえば、狸小路7丁目の西端の角にある路面店。
最近店内の半分が改装されて、おしゃれなジェラート屋さんができて、その外装のハイブリット感で、前を通る人をざわつかせていたことで再注目を浴びていたので、何か気になっていた人も多いのではないでしょうか?
いつも、やってるかどうかわからなかったという方も多いかと思いますが、やっております。
(閉店が早いので勘違いする人も多いのかな?)
席数は半分になっちゃいましたが、味も雰囲気も昔のまんまです。
メニューは、ハムエッグ定食や焼き魚定食、ハヤシライスやカレーライスなどの洋食っぽいものもあります。
この日は、カツカレーをチョイス!(揚げ物ばっかりだなw)
ルーの色は、今では家庭ですら見なくなった黄色いルー。
味の方も、ガツんと来るスパイシー感も、旨みのコクなどもない北海道レトロ感満載の「肉じゃがから進化したカレー」です。
絶品グルメではないですが、なぜか忘れられない味…というか覚えている味がするのです。
そうだ!これは…
おばあちゃんのカレーだ!
もはやおふくろの味を飛び越えて、田舎のおばあちゃんちに泊まりにいった時に出てくるカレー(しかも夕食)なのです。
それもそのはず、う月食堂さんは、1935年(昭和10年)創業だそうで、何と80年オーバーの超老舗店!
お店には、当時のすすきの〜狸小路周辺の地図(しかも手書き)が飾られています。
春日さんもう月食堂さんも、すすきのの住人のおなかとこころを満たし続けてきた名店!
流行りのグルメもいいけれど、古くからすすきのの住人に愛され続けている二大老舗定食屋さんで、心を満たされてみるのもオツなものですよ!
(注)春日さんは、2018年現在閉店しております。
(注)う月食堂さんは、2022年4月末で閉店いたしました。